アニメ映画『ハッピー フィート』/皇帝ペンギンさんは果たして音痴を乗り越えられるのか?

スコア:813/999

ハッピー フィート出典:ワーナー・ブラザース
『ハッピー フィート』


【あらすじ】

皇帝ペンギンの子供マンブルは酷い音痴。しかも足をタップダンスのように動かしてリズムを取るクセまで持っていた。彼らの世界では、その美しい歌声が非常に重要視されており、マンブルははみ出し者となってしまう。


【作品情報】

公開:2006年11月17日(アメリカ)2006年12月26日(オーストラリア)|2007年3月17日(日本)/上映時間:108分/ジャンル:アニメ映画/サブジャンル:ファミリー映画/映倫区分:全年齢/製作国:アメリカ・オーストラリア/言語:英語


【スタッフ】

(監督)ジョージ・ミラー/(脚本)ジョージ・ミラー,ジョン・コリー,ジュディ・モリス,ウォーレン・コールマン/(音楽)ジョン・パウエル


【キャスト】

イライジャ・ウッド/ブリタニー・マーフィ/ ヒュー・ジャックマン/ニコール・キッドマン/ヒューゴ・ウィービング


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※情報は【2019年11月21日】現在のものです。上記のボタンをクリックすると各VODの作品ページにジャンプすることが出来ます。詳しくはこちらのページをご確認ください。

ポイントレビュー


■真の意味で「親子で楽しめる映画」ってこういう作品

猿渡 りん子
猿渡 りん子
アニメ担当
ポイント:273/333|評価:GOOD

有名作にも関わらず、恥ずかしながら未見であったため、パートの休日に子供と一緒に観賞しました。

子供が落ち着いて映画を見られる年齢になるまで、見るのを待っておいて良かった。きっと一人や旦那と一緒に見ていたら後悔していたはずです(言い訳)。

親子で楽しめるアニメってこういう作品のことを言うんだと思います。特に小学校3~4年生あたりだと相性が良いんじゃないかしら。

映画を見て、単に「面白かった!」って感想だけでなく、色々と子供なりに想うことが芽生える時期だと思うので。ちなみに子供は泣かず、代わりに私が泣きました。そこまで泣くような話でもないんですがねぇ……

小学生ぐらいのお子さんがいらっしゃる方は結構来るものがあるかもです。


■ぼっちの独身者でも見られるファミリー向け作品

橘 律
橘 律
ミュージカル担当
ポイント:255/333|評価:GOOD

ペンギンが好きっていうモチベーションだけで、再生ボタンをプッシュ。いいんじゃないですか?私的にはミュージカルとしても悪くないし、3Dアニメとしても秀作でした。

流石に『モンスターズ・インク』に匹敵するとまでは言わないけど、ファミリー向けアニメを一人で見るという状況に耐えるのには十分過ぎるほどのエンターテイメント性がある作品です。

っていうか、集中したくて、あえて一人で見たんだしね。

VOD見る時なんてだいたい一人だし、子供欲しいとか思わないし、独身を謳歌してるからこそ、試しに再生ボタン押したりも出来るわけだし、ワタシガンバッテルシ……

と、少々寂しくはなりますが、アニメとしては独身の大人が見てもかなり面白い部類でした。


■良い意味で裏切ってくれる3Dアニメ

近道 通
近道 通
オールジャンル担当
ポイント:285/333|評価:GOOD

完全なる子供向けアニメに見せかけておきながら、実は大人も楽しめるって脚本が憎い。

てっきりお決まりのストーリー展開になるだろうと予想していましたが、良い意味で裏切られた気持ちです。特に例のシーン。

これ以上はここでは、申し上げますまい。ただ、一点だけ注意事項を。

大人の方のみでの観賞は字幕版が推奨です。ミュージカルパートがあるのでね。これはやっぱり吹き替えないで見ないと。


メインレビュー

ネタバレありの感想と解説を読む

ここで終わってれば衝撃の名作ってのはあったけど

近道 通
近道 通
メインレビュアー
オールジャンル担当/最高評価

3Dアニメとしてはかなり古めの作品でもあり、完全にノーマークの作品でした。

長編アニメ映画部門のアカデミー賞を含め、数々の賞を受賞した名作なはずなんだけど、全然知らなかった。VODサービスのサムネイルを見て、何だこのスカした顔のペンギン共は!とイラついたぐらい。

本作の公開時期は、狂ったように映画を見まくっていた時期だったんですがね。見落としかな?作品の質や受賞歴に反して意外と知名度は低いのかもしれません。

周りの人間に聞いても、本作を知っている人はチラホラいても、見たことがあるという人はほとんどいなかったです。もったない(←お前もな)。

主人公マンブルも歌の学校に行っていたので、この作品の評価もあえて学校に例えてみますが、アニメとしては、偏差値で言って県内で3番目の公立高校ぐらいはある作品に仕上がってます。偏差値67ぐらいかな?

ありがちな、ただただコンプレックスを解消していくという流れのお話になっていないところが、この『ハッピーフィート』のもっとも良いところで、「コンプレックスはコンプレックスでいいんだよ、君は君の戦い方で君自身を肯定してあげようよ」というお話になっています。

そして、ふいに訪れる鬱展開。もうたまりません。ぶっちゃけここで終わってたら、個人的には偏差値73ぐらいあげたかったほど。あそこから先を作ったことで、超々が付く名作になりそこねた感は否めません。しつこいようですが、もちろん私にとってはって意味でですけど。

ただ、こちらがどう評価しようと、どこをどう斜めに考えたって、基本はファミリー向けの作品なのでね。脚本を書かれている方も、あそこで終わるって決断は出来ないでしょう。その点は致し方ないですな。

とはいえ、私が希望しない鬱展開の後のお話も全然悪くないので、ご安心を。小さな子供を含んだご家族がいらっしゃる方は、ちゃっちゃと一人で見てしまわずに、皆さんでご覧になる方が良いと思います。

案外こういうアニメって、最近少ないような気がするんですよね。完全に子供をターゲットに絞るか、その反対かって印象があります。そうした意味では、この作品はせっかくの掘り出し物なんですから、やっぱりそのお楽しみは共有しなくっちゃ。

なお、私は夜中に一人で観賞し、十分に楽しめはしましたが、見た後に主人公マンブルとの共通点を見出してしまい、一瞬、絶望に陥ってしまったので、念のため追記しておきます。

私も音痴なんです。

私のように音痴の方は同様の気分になる可能性があるので注意してください。

「人間の音痴はマンブルのようにはいかねーよなぁ…二次会のカラオケってガチで嫌だなぁ……」

だから、合コンでモテないんですよね。チクショウ。

本作の名台詞

“心の歌”です

出典:ハッピー フィート/VOD版

役名:グローリア
声:ブリタニー・マーフィ