アニメ映画『秒速5センチメートル』/主題歌のためのプロモーションムービー的な作品

スコア:511/999

秒速5センチメートル出典:コミックス・ウェーブ
『秒速5センチメートル』


【あらすじ】

主人公、高樹には両想いの女の子がいた。だが、両親の仕事の関係などで彼らは離れ離れになってしまう。引っ越した後に続けていた手紙等での交流は次第にフェードアウト。お互い別の恋愛とかもあった。そんな話。


【作品情報】

公開:2007年3月3日(日本)/上映時間:63分/ジャンル:アニメ/サブジャンル:恋愛映画/映倫区分:全年齢/製作国:日本/言語:日本語


【スタッフ】

(監督・脚本) 新海 誠/(音楽)天門/(主題歌)山崎まさよし『One more time, One more chance 『秒速5センチメートル』 Special Edition』


【キャスト】

水橋 研二/近藤 好美/花村 怜美/ 水野 理紗


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見放題配信

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※情報は【2020年07月24日】現在のものです。上記のボタンをクリックすると各VODの作品ページにジャンプすることが出来ます。詳しくはこちらのページをご確認ください。

ポイントレビュー


■旦那を褒めてあげられました

猿渡 りん子
猿渡 りん子
アニメ担当
ポイント:155/333|評価:BAD

とにかく主題曲がいいです。この曲のためのプロモーション映画なんではないかと思ってしまうほどに。ちなみに主題歌に出てくる桜木町は、彼らの舞台とは何にも関係ありません。

映画の内容としては、よくネットなんかでは鬱アニメとか言われているようですけど、男女の仲ではよくある話なんじゃないですか?切ない気持ちは十分に伝わったんですけど、主人公の高樹のウジウジした感じがどうも……

そのあたりは好みの問題なので何とも言えませんが、私はアイツと付き合うのはイヤですね。旦那にも生まれて初めて「こんな男ならアンタのがマシだわ」と言ってしまいました。

あ、もちろん、高樹君側は私なんかに絶対興味を持たないって前提でですよ。


■完全なる雰囲気映画の名作、絵が綺麗…お空綺麗……

橘 律
橘 律
ラブストーリー担当
ポイント:199/333|評価:GOOD

トータルスコアが非常に楽しみな作品ですね。私としてはそれしか興味がないくらいのレベルで(笑)

綺麗な物語だと思います。映像も語り口も。でも、私にとってはそれだけなんですよね。割と物語はどうでも良くて、結末だけ確認して「ハイ……お終い」みたいな。それだけで満足出来ちゃう。

恋愛映画なんてだいたいそんなもんなんでしょうけど、本作には応援してあげたい子がほとんどいないから感情移入が出来なくて、いい歳こいた大人の恋の悩み相談を聞いている時のような気分になるんですよ。強いて応援出来る登場人物を挙げるとしたら、サーフィンやってるかなえちゃんぐらいかな?

雰囲気を楽しむ分にはとっても素晴らしい作品だと思うんですけど、私が見たいのはガチンコ勝負のラブストーリーなので……こんな恋があったよっていう3分もあれば済む話をダラダラされてもねぇ。映画としては好きな作品ですが、ちょっと物語としては評価に困る作品です。


■男女の恋愛なんてそんなもんじゃない?

試分 書人
試文 書人
非モテ男子代表
ポイント:157/333|評価:BAD

女性の方が男なんかよりよっぽどドライ。そんな感想しか抱きようのない映画。エンディングに流す芸術的な映像のためだけにこの話を作ったみたいなそんな印象。

嫌いじゃないけど、好きでもない。ネットで話題になってなかったら見てなかったかもしんない。この映画が大好きだって方は沢山知っているので、多少言いにくさはあるんだけど、ただ美しい映像を流しているだけのアニメっていう評価しか出来ない。

学生時代から今に至るまで高樹と正反対の人生を歩んできてしまった自分が悪いんだけど、男として、「人間生きてりゃ、そういうこともあるんじゃない」みたいな同情しか示せない恋愛映画でござんしたね。

あと、適当なあらすじを書いたのは私です。すんません。


メインレビュー

ネタバレありの感想と解説を読む

映画の中身が主題歌に負けてちゃダメじゃないですか?

橘 律
橘 律
メインレビュアー
ラブストーリー担当/最高評価

はい、やっちゃいました。私、橘が最高点でSCROEは500を超えました。

内容は全然違いますが、本作って何だか小さな時に見た『プリティウーマン』みたいな映画なんですよね。それなりに魅力もあるし最後までは見たいなって思えるんですけど、結局は主題歌が一番良かったってそれってどうなの?って個人的には思ってしまいます。

頭からお尻まで山崎まさよしの『One more time, One more chance』のミュージックビデオと化してしまっていると言ってもおかしくない内容ですからねぇ。もしかしたら新海監督としてはそれが狙いだったのかもしれないですけど、映画としてはこれでは本末転倒なんじゃないでしょうか?

あれでもヒロインは女性として優しい方

この主題歌は元々世間から名曲として評価されていたわけですし、桜木町は作中に全然出て来ないですし。(あ、桜木町の「桜」とかけているんだ!今気が付いた!)

結構このサイトのレビュアー同士で感想を語り合ったりするんですが、「この作品の感想は出来れば書きたくないよねぇ」と一致したのがウケました。

いい話だと思うんです。雰囲気も最高だと思うんです。でも、主人公の彼がそこまで引きずる意味もわからないし、そんなに落ちこまなくてもって思う。ヒロイン役の子の心情の方が私としてはよっぽど理解出来ました。

私自身も女なんで、あんまり女性の悪口は言いたくなんですけど、あんなもんですよ。女の人なんて。少しでも気にしてくれてたことだけでも、喜んでいいくらい。もしも、もしも私が同じ体験をしたとしても、主人公の高樹君のことなんて絶対忘れ去ってる自信があります。

男女が想い合うのと理解し合うのって別物ですよね

正直、当時のイメージが崩れるのが嫌で、会いたくないぐらいですもんね。

オバサンになって小学校の同窓会に行ったら「初恋の人」がめっちゃハゲ散らかしてたとかで、互いに笑い話に出来る感じなら全然かまわないけど……

ただ、恋人同士とかで見る分には悪くないかもしれません。別にフォローしたいわけじゃなくて、これを見て会話が弾むカップルは良いカップルだと思います。

そういう愛を試す意味では最高の映画なのではないでしょうか?

是非この映画を見て、お互いにどういう感想を抱くのかを語り合ってみて下さいな。そして、男と女が永遠に理解し合えない部分があることを分かり合って下さいな。

本作の名台詞

僕とあかりは精神的に何処かよく似ていたと思う

出典:秒速5センチメートル/VOD版

役名:遠野貴樹
声:水橋研二