洋画『リーマン・ブラザーズ 最後の4日間』/見るのに最低限の金融知識が必要な半ドキュメンタリー

スコア:437/999

リーマン・ブラザーズ 最後の4日間出典:マイシアターD.D.
『リーマン・ブラザーズ 最後の4日間』


【あらすじ】

アメリカで住宅バブルが崩壊し、多くの投資銀行は苦境に立たされていた。その中でもっとも負債が多く、2008年9月15日に破綻することになったリーマン・ブラザーズの最後の4日間を半ドキュメンタリー作品として描く。


【作品情報】

公開:2009年9月9日(イギリス)不明(日本)/上映時間:52分/ジャンル:ドキュメンタリー/サブジャンル:ビジネス/映倫区分:全年齢/製作国:イギリス/言語:英語


【スタッフ】

(監督)マイケル・サミュエルズ/(脚本)クレイグ・ワーナー/(主題歌)ケヴィン・サージェント


【キャスト】

コーリイ・ジョンソン/ジェームズ・クロムウェル/ローラ・ブルックス/ジョシュア・ダラス/ウィリアム・ホープ/マイケル・ランデス


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見放題配信

Prime VideoHulu

※情報は【2020年02月02日】現在のものです。上記のボタンから本作品の再生ページに直接ジャンプ出来ます。各VODを選択してご利用ください。詳しくはこちらのページでご確認いただけます。

ポイントレビュー


■再現ドキュメンタリーですが、作りが甘いです

山守 秀久
山守 秀久
ドキュメンタリー担当
ポイント:158/333|評価:BAD

リーマン・ショックやサブプライムローン問題について、そこそこの事前知識を持っていないと理解するのが難しいです。

サブプライムローンとディリバティブについてはざっと解説してくれるシーンが差し込まれてしますが、尺が短すぎてかなり分かりにくい。また、登場人物達は全て役者で本人達は一切登場しません。

お話自体は史実に沿った形で進んでいきます。所々に狂言回しのような人物による皮肉めいたコメディパート?が差し込まれていますが、本質的にはドキュメンタリーです。

ただ、作りが荒いせいで、せっかくの題材が台無しになっています。金融の世界に馴染みがない方は、おそらくワケがわからないまま話が終わってしまうことでしょう。切り口は悪くはなかったので、もうひと工夫して、わかりやすくして欲しかったです。


■アメリカの学費が高いってことだけ理解した

アクセル神田
アクセル神田
ドラマ担当
ポイント:149/333|評価:BAD

イギリスのテレビドラマらしいですが、見た目はアメリカのドラマっぽいです。テレビドラマですが、単発ものなので当サイトでは洋画として取り扱います。

と、ユーザーの皆様にはどうでもいい話しか書くことがないぐらい、時系列がややこしいドキュメンタリードラマです。

見終えた後に覚えているのは、アメリカの学費はべらぼうに高くて大変だという、本筋とは関係ないことばかり。

私のように金融知識に明るくない方は最低限の知識を頭に入れてから、見た方が良いですね。ただ、そこまでして見る価値のあるドラマだとは私には思えませんでした。


■競馬がしたくなるような用語だけはお気に入り

橘 律
橘 律
政治経済苦手代表
ポイント:130/333|評価:BAD

サブプライムローンって何?ディリバティブって何?競走馬の名前ですか?

サブプライムローンはマイルまでは走りそうですね。もう一方のディリバティブはダート路線が向いてそうです。

と、冗談はさておき、数字が苦手な人間ながらにも金融問題や会社について取り扱った作品は嫌いではない方なので、話の大筋は捉えられているつもりです。下手の横好きが功を奏しました。

けれども、この再現ドキュメンタリードラマからは何も学ぶものはありませんでした。っていうかむしろ混乱しました。

せっかく名作の経済系の映画やドキュメンタリーや連続ドラマを見て、分かった気になったていたのに、完全にオジャンです。

金融学(こういう分野あるの?)とか経済学とかの数字系の学問が大嫌いだからこそ、娯楽要素をはらんだ映像作品で勉強した気分に浸っていたのに……これじゃまた1+1から出直しです。

競馬のフォーメーションの点数とかはすぐわかるのに不思議なもんですね。


メインレビュー

ネタバレありの感想と解説を読む

難しい金融用語の説明に挑戦してみました

橘 律
橘 律
メインレビュアー
政治経済苦手代表/最低評価

数字苦手だって言ってるのに、『ヤバい経済学』に続いてまた私ですかい。

にわかな知識しかないから、リーマン・ブラザーズの破綻についてのドキュメンタリーなんて全然解説できないよ。

う~んと、要するにこの話と言いますか、この一大経済危機は、あまねく投資銀行の人々が自分達が何をやっているのかを、自分達自身が一番理解できていなかったから起きっちゃったんです。

そうです。このメインレビューみたいなもんです。彼らも私と同じように、実際はわかってないくせに、わかった風を装って突っ走っちゃった。なので、このメインレビューが感想として完全に破綻してても怒らないでくださいね(はぁと)

なお、本作も再現ドラマとしては完全に破綻しております。

作品がダメダメが過ぎるんで、これ以上書くことがないんですが、文字数稼ぎに一応、本作に登場する金融用語の説明をしときます。

ただし、ニワカウーマン(牝5歳・18戦1勝)なので、おそらく間違いだらけです。ですから、どうか生ぬるい目でお読みいただければ、ありがたく存じます

え~と、確か、サブプライムローン問題っていうのは、本来であれば家を買えないような収入の人達にもローンを組めば買えるようにしてあげて、それを証券化して金融商品として売りだしたことで起きた問題です。住宅の市場価格が上がってた時はまだ良かったけど、それが一気に下落しちゃったから、証券もヤバくなった。みたいな。

あと説明っぽいのが出来るのはディリバティブぐらいでしょうかねぇ。

言い訳ついで言っておくと、このディリバティブ、作中でも複雑すぎて誰も説明出来ない、みたいな描写がございましたので、私なんかには手に余る説明だということを承知の上でお読み下さい。

ディリバティブっていう舌を噛みそうな用語は、日本語に訳すと金融派生商品という意味だったかと思います。

さぁ、肝心のそれは一体どんな商品なのかって話なんですけど……「様々な債権やら証券やらを組み合わせて、混ぜこぜにして、新しい金融商品として生まれ変わらせる」それがディリバティブだったような……気がします。

そんでもって、さらにそのディリバティブを細かくして、色んなディリバティブを集めて組み合わせて、また新たなディリバティブを作り出すみたいなことを繰り返していった結果、どんどん複雑な商品になっていって、結局はそのディリバティブの中身がどんなものなのか誰にもわからなくなってしまった。それが本作で語られているディリバティブ?の中身だったと思います(ディリバティブにも色々細かい種類があるみたいです)。

そして、その中にサブプライムローンの証券も混ぜられてたから(っていうか、大体混ざってるから)、サブプライムローン問題が起きると、このディリバティブの価値は全体を通して紙くずみたいな価値になってしまって、あらあらこれは大変だ。

これがリーマンショックの原因の一つって感じの説明で3割ぐらいは正解ですかね?

例えが合ってるかどうか分かりませんが、様々な種類の野菜や果物を用意して、適当にそれらをミキサーにかけて、色んな種類のミックスジュースを作ったけど、ちょっとしたイタズラ心で、今度はその別々の味のミックスジュースを少しずつ組み合わせて、またミキサーにかけてっていうのを繰り返してたら、出来たジュースがすげぇまずくなったっていうのが、世界金融危機の原因だぜって感じでしょうか?

うん、そう私は理解しているんですがね。ただ、途中で自分を見失って何を書いたかわからなくなってしまっているところから察するに、たぶん私は何もわかってないんだと思います。

また、余談になりますが、本作もこういう頭の悪い人間がいることをわかっていない作りになっておりますので、再生ボタンを押そうとされている方はお気を付けください。

……いや『リーマン・ブラザーズ 最後の4日間』のメインレビューなんだから、余談ではないか。やっぱり混乱してますね私。

あ、話は全然変わりますけど、「ディリバティブ」って小学生あたりが『10回連続噛まずに言えたら価値ゲーム』に使いそうな言葉ですよね(現実逃避)。

私は3回目ぐらいで噛みました。その時は「デュビデュビードゥー」って言ってたかと思います。

本作の名台詞

ここは私の人生だ 倒産させるものか

出典:リーマン・ブラザーズ 最後の4日間/VOD版

役名:ディック・ファルド
演:コーリイ・ジョンソン