洋画『ヤバい経済学』/経済学を使って社会問題を分析したらヤバい事が分かりました

スコア:675/999

ヤバい経済学出典:アンプラグド
『ヤバい経済学』


【あらすじ】

同名のベストセラーの映画化。著者は経済学者のスティーヴン・D・レヴィットとジャーナリストのスティーヴン・J・ダウナー。経済学という観点から人間が関わるあらゆる事柄について分析するドキュメンタリー。


【作品情報】

公開:2011年5月28日(日本)/上映時間:93分/ジャンル:ドキュメンタリー/サブジャンル:社会派映画/映倫区分:全年齢/製作国:アメリカ/言語:英語


【スタッフ】

(監督)モーガン・スパーロック, アレックス・ギブニー, ユージン・ジャレキ, ハイディ・ユーイング&レイチェル・グレイディ/(原作)スティーヴン・D・レヴィット,ジャーナリストのスティーヴン・J・ダウナー『ヤバい経済学』


【キャスト】

スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダウナー


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※情報は【2020年01月09日】現在のものです。上記のボタンから本作品の再生ページに直接ジャンプ出来ます。各VODを選択してご利用ください。詳しくはこちらのページでご確認いただけます。

ポイントレビュー


■日本の大相撲の八百長分析がヤバい

山守 秀久
山守 秀久
ドキュメンタリー担当
ポイント:214/333|評価:GOOD

経済学と聞くとどうしても難しい印象を受けてしまいますが、作中の説明が分かりやすく、楽し気な雰囲気で説明してくれる作品なので、中学生ぐらいになれば、全部理解できると思います。

興味深い話は色々とありましたが、特に相撲のお話は以前八百長事件が発覚したこともあり、分かっていたこととはいえ、大変にショックでした。数字で分析されてしまうと言い訳のしようがない。どう弁解しても苦しく見えるだけです。

今は改善されていることを祈るばかりですが、実際どうなんでしょう?


■本当に頭の良い人にだけしか出来ない説明が聞ける!

近道 通
近道 通
オールジャンル担当
ポイント:201/333|評価:GOOD

本作を見たことがある知人に聞いてみたら、「こんな話改めて説明して貰わなくたって、分かってるよ!」と言ってましたが、絶対嘘。利口ぶりたいだけです。

この映画は原作者のお二人が主演のようなものですが、実に頭の良い方々なんだなとしみじみ思いました。解説に難しい言葉をほとんど使わない、誰にでも分かるような単純明快な説明。

これが出来て初めて頭が良いって言えるんじゃないかな。こういう脳みそを持って生まれてきたかったなぁ。


■もっと学生時代に勉強をしていれば……

橘 律
橘 律
政治経済苦手代表
ポイント:260/333|評価:GOOD

私でも全部理解できました!もちろん、全てが彼らの主張通りではないんでしょうけどね。

でもでも、伝えたいことは十二分に伝わってくるドキュメンタリー映画です。

算数とか数学とか統計学とか経済学とか、学生時代から意味不明で大嫌いで、社会に出たら必要じゃないと思っていましたけど、やっぱ必要ですね。

あの時、きちんと学んでいたらとほんのり後悔です。ただ、改めて真剣に勉強しようとは思いません。

だって、こういう作品を見た時の新鮮さが薄れちゃうじゃないですか(言い訳)


メインレビュー

ネタバレありの感想と解説を読む

素直に聞き入ってしまう説明力がヤバい

橘 律
橘 律
メインレビュアー
政治経済苦手担当/最高評価

この映画の一番良いところは、社会問題を取り扱ったドキュメンタリーなのに、全然押し付けがましくないところだと思います。

こういう見方もありますよっていうスタンスで一貫しています。製作者の思想や学問で見ている人の考え方を変えようとはしていません。そこが好きですね。

私は経済のことなんて分からないし、理解力もパッパラパーだしのダメ人間なのにも関わらず、何か無理くりに物事を教えられると、余計やる気がそがれてしまうワガママなタイプなので、こういう説明の仕方はとても助かりました。

作中で驚いたもの挙げるなら、不動産仲介業者さんの話とキラキラネームの話、あとはやっぱり日本の国技が取り上げられた相撲の勝ち越し負け越しの話ですかねぇ。

不動産仲介業者さんの話なんて、普通の会社で営業マンやっている人にとっては、当たり前なんでしょうけど、私にとって衝撃的でした。

ただ、全ての理論が正しいはずはないんですよね……

確実に正しい理論だと感じられるように、うまく説明されてしまった感じを受けました。そんで、まんまとそれに引っかかって「なるほどなぁ」なんて言っちゃうのが、私みたいな人間です(本当に正しい理論も多分あります)。

作中で取り上げられた全ての問題を全部理解できたように感じさせる面では、私が今まで見たことがあるドキュメンタリーの中ではトップクラスでした。

それだけに普通のドキュメンタリーより私にとっては怖い部分があります。物事に対する考え方や見方がちょいと変わりそうでしたからね。

それぐらい私にとっては合ったドキュメンタリーでした。学生時代こういう授業をする先生に出会っていれば、運命も変わっていたかもしれません。

でもねぇ。う~ん。本作を見たせいで作中で得た知識をさも当然の常識のように友達とかにひけらかしてしまう人間になってしまうのは嫌だなぁ……そういうの自分が一番嫌いなのに。

あ、でも大丈夫だ!大丈夫だった!気にすることなかった!

私すぐ忘れるし、私の知識を信じる友人なんて一人もいなかった!

良かった!

本作の名台詞

私達の行動の大部分は― インセンティブによって引き起こされる

出典:ヤバい経済学/VOD版

役名:スティーヴン・D・レヴィット
演:スティーヴン・D・レヴィット