日台合作映画『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』/母を乗り越え、目指せ!結婚

スコア:623/999

ママは日本に嫁に行っちゃダメと言うけれど。出典:朝日新聞社アティカス
『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』


【あらすじ】

SNSをきっかけに出会った台湾人のリンと日本人のモギ。紆余曲折がありながらも、徐々に互いの恋愛感情は高まっていく。しかしながら、二人には乗り越えなければならない題名通りの巨大な壁が立ちはだかっていた。


【作品情報】

公開:2017年5月27日(日本)2017年6月16日/上映時間:94分/ジャンル:ラブストーリー/サブジャンル:実話原作/映倫区分:全年齢/製作国:日本・台湾/言語:日本語・台湾語


【スタッフ】

(監督)谷内田彰久/(脚本)野村伸一/(主題歌)エリカヒトミ『ハンブンコ』/(原作)リンちゃん×モギサン


【キャスト】

ジエン・マンシュー/中野裕太/ワン・サイファー/蛭子能収


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※情報は【2019年10月17日】現在のものです。上記のボタンをクリックすると各VODの作品ページにジャンプすることが出来ます。詳しくはこちらのページをご確認ください。

ポイントレビュー


■スタンダードな国際恋バナ…だからいい

橘 律
橘 律
ラブストーリー担当
ポイント:252/333|評価:GOOD

王道といえば、王道ラブストーリーの1ジャンルになるのかな?ドロドロした感じはないので、明るい気持ちで見られるのが嬉しいですね。

ドロドロした話もいいですが、見ていて疲れることが多々あるので……

彼氏や彼女と見てると予期せぬ場面で気まずくなっちゃったり、ケンカになっちゃったりね。

この映画にはそれら要素がほとんどないので、一緒に見ちゃっても安心できます。

唯一、恐れがあるとしたら、「お前(あなた)、いつもSNSで何してんの?」と、言われのないブッコミが始まることぐらいです。

ライトな感じの恋愛モノとして良く出来ていて、クスッと笑えたり、二人の可愛らしさにキュンとしたり、一部「日本の彼をどうしてそんなに好きになったのか?」について、説明不足を感じもしましたが、テンポが良いのでそんなに気になりません。軽い気持ちでオススメできる良いラブ作品です。

あと、実話が元ってのも、普通な男女そのままな感じで好感度高いですね。映像も、シーンによってはほんのりドキュメンタリーな感じのカメラワークがありました。


■リンちゃんお嫁にいかないで(涙)

アクセル神田
アクセル神田
ドラマ担当
ポイント:196/333|評価:GOOD

SNSが生んだ国境を越えた真実のラブストーリーです。

そもそもSNS自体が国境を越えたものなので、表現に加えるかどうか迷うところですが、今時、国境を越えないものの方が少ないので、良しとしましょう。

そして、このお話も評価は良しとしたいと思います。

展開自体はなんやかんや対した工夫や意外性があるわけじゃないんですが、元々が実話なのでそれは当たり前だとフォローをしておきましょう。

そんなに簡単にいくかぁ?という点についても、実際そうだったんだろうから、しょうがないじゃん!とフォローしときます。

なぜ、こんなにもフォローを入れるのかというと、この映画には声を大にして言えることが一つだけあるからです。

「リンちゃん(ジエン・マンシュー)が可愛い!!」

もう一度言います。

「リンちゃんが超可愛い!!!」

だいぶ彼女の存在に救われている映画ですね。

彼女があんな感じじゃなかったら、おそらく普通のどこにでもある恋愛映画になっていたと思います。

可愛いは正義なんて良くいいますが、それを身に染みて感じさせてくれる作品でした。


■色んな意味で言葉の壁を越えた愛が知りたい!

猿渡 りん子
猿渡 りん子
既婚女性代表
ポイント:175/333|評価:GOOD

うちは国際結婚でもなんでもないし、両親からの反対もありませんでしたので、イチ観客者として純粋な気持ちで見ました。

なんだかんだでハラハラする場面の少ない、安心感を持って見られる映画でしたね。

多少お相手の男性側のウジウジした行動にイライラしたぐらいです。話の筋から言えば、男性として誠意があったからこそとも言えなくもないですけど。

それにしても、国際結婚って大変そうだなと思います。

日本語の通じる夫婦にでさえ、会話が成立しないことがあるのに。時には、日本語らしい言葉を話さない会話だけで一日が終わることさえありますから(笑)「あー」とか「うー」とか。

そういう難しさがある分、愛情が深まるという側面もあるんでしょうね。羨ましい限りです。

実話が元ということですが、きっとこの映画のモデルになったお二人は、日本人同士でも日本語が通じない夫婦よりは、ずっとずっと幸せになれるでしょう。

ちぇ。


メインレビュー

ネタバレありの感想と解説を読む

実話が元で良かったと素直に思える恋愛映画

橘 律
橘 律
メインレビュアー
ラブストーリー担当/最高評価

実話を元にした真実の恋愛ドラマとか、実話を元にした愛の物語とかって表現は、もう恋愛モノの利用規約かってぐらいに良く聞く表現ですよね。

ぶっちゃけちゃうと、恋愛モノ……恋バナなんて、創作でも実話でも、あんまり違いがないジャンルだと思うんです。

「あ~これ実話なんだぁ」って思って想像してちょっとだけ幸せになれるかどうかぐらいの違い。

現実の恋愛も個人個人の勝手な思い込みから始まる創作みたいなもんですから。

だから、最初は私もこの映画を冷静に普通のラブストーリー作品として評価するつもりだったんですが、人間思った通りにはいかないもんですね(笑)

見終えた後、この話が実話を元にしていてよかった~って思っちゃいました。てへ(ペロはナシ)。

と、言うのも、この映画は現実世界の普通な男女をうまく描けているんですよね。実話が元だって知らなくても、何となく実話っぽいって思える感じに。

話の流れは王道中の王道って感じですが、とにかくお二人がカワイイです。国際恋愛だからとかの背景は抜きにしてマジカワイイ。

あっと驚くような展開とか、奇跡の大逆転みたなのはないけれど、それが返って実話っぽさを強調していて、面白かったです。

ただ、互いに恋愛感情を持つきっかけみたいなのが結構薄くて、タイトルにもしているようなレベルの設定である「ママが日本に嫁にいくことを反対する理由」がちょっと伝わって来なかった部分は残念でした。

恋愛をする理由や娘の結婚を反対する理由なんて、意外とぼんやりしているもんだよってのはわかるんですけど、そこは逃げて欲しくなかったかな。

と、単純に二人のラブストーリーにアクセントを与えたく適当に設定したって印象を私自身は受けてしまいましたが、元になった主役のリンちゃんが作ったSNSのタイトルもこれだったみたいで、うん、しゃーないかって感じです。

たぶん、お互いが好きあったのも、特に理由なんてなくて、フィーリングだったってことでしょうね。

でも、それ以外は、二人にうまくいって欲しいなぁと、心から思えるお話だったので、不満はありません。

結構、ラブストーリーを見ていると、正直この二人には結ばれて欲しくないなぁっていうのがあるんですけど、これにはそういう部分がなかったですね。

観客応援系恋愛映画としてはとっても良い出来だったと思います。

本作の名台詞

あなた娘を不幸にしたら絶対に許さないから!!

出典:ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。/VOD版

役名:リンちゃんママ
演:ワン・サイファー