スコア:332/999
出典:クロックワークス
『スーパーサイズ・ミー』
【あらすじ】
30日間1日3食をマクドナルドのメニューだけ過ごしたら人間はどうなるのか?挑戦するのは監督のモーガン・スパーロック。肥満が社会問題になっているアメリカ。ファーストフードが健康に与える影響を問題提起する。
【作品情報】
公開:2004年5月7日(アメリカ)2004年12月25日(日本)/上映時間:98分/ジャンル:ドキュメンタリー/サブジャンル:ビジネス/映倫区分:全年齢/製作国:アメリカ/言語:英語
【スタッフ】
(監督・脚本)モーガン・スパーロック
【キャスト】
モーガン・スパーロック/アレクサンドラ・ジェイミーソン/ダリル・アイザックス/リサ・ガンジュ/スティーヴン・スィーゲル/ブリジット・ベネット/エリック・ローリー/ドン・ゴースク
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ポイントレビュー
■Youtuberの先駆けのようなドキュメンタリー
ポイント:77/333|評価:BAD
テーマとしては興味深いと言えば興味深いんですが、毎日3食マクドナルドだけを食べ続ける生活というのは、そもそも普通の人には99.9%あり得ないお話ですので……
それでマクドナルドが健康的にどうなんだと言われても、あんまり説得力はありません。
ただ面白がってマクドナルド生活送ってみましたといった趣きで、やっていることはYoutuberと大して変わらないような気がしました。
無論放映当時はYoutuberなんていませんでしたから、目新しさもあって評価されていたんでしょうが、『問題提起』という面においてはかなり弱い部類のドキュメンタリーだと思います。
■わかり切ったことを改めて説明されてもね……
ポイント:120/333|評価:BAD
おそらく日本でも9割方の人間が利用したことがあるマクドナルド(アメリカのですが)がやり玉にあげられています。
いやいや、皆、決して健康的な食品じゃないことをわかった上で食ってるんだから、毎日は食わねーよ。何がしたかったのか良くわからんドキュメンタリーって感じ。
ゲロシーンもちょっとやりすぎ。
改めて勉強になったのはカロリーがマジに高いぜってことぐらいかな。ダイエットには完全なる敵であるのはわかった。知ってたけどね。
ただし、それでも俺はマックのポテトが一番好きだから食べます。太いポテトフライは全く別の料理だと思ってるぐらい好きです。
■子供達にとってファーストフードは娯楽
ポイント:135/333|評価:BAD
題材の選び方としては良かったと思います。だけど、取り上げ方が悪かった。
出来うる限り子供にはファーストフードを食べさせないようにはしてるけど、たまーに連れて行くとやっぱり喜ぶんですよね。作中で子供の時から取り込もうとしているみたいな描写があるんですけど、別にそれって悪いことなのかなぁ?
親がきちんと健康管理してあげればそれほど問題ないような気がします。マクドナルドに限らず、ファーストフードって子供にとっては一種のエンターテイメントですからね。
毎日悩みながら献立を考えている母親としては悔しい話ではありますけど、やっぱりフードコートとか連れて行くと楽しそうに食べますもん。ヘタすりゃそこそお高いレストランに連れて行くよりテンション高いですよ。彼らは。
安上がりで助かるっちゃ助かりますけどね(笑)。ただ、舌が肥えるような食事より、身が肥えるような食事の方が良いっていうのは、小デブ脳の私の発想そっくりなので、今後も体重管理の大切さだけは反面教師としてしっかり教育していきたいと思います。
メインレビュー
- ネタバレありの感想と解説を読む
いちゃもんを付けているだけのドキュメンタリー
メインレビュアー
ドキュメンタリー担当/最低評価どう贔屓目に見ても、マクドナルド側が可哀そうなドキュメンタリーにしか見えませんでした。元々そういう食品じゃないですから。
日本の定食系ファストフードなら30日間ぐらいはどうにかいけそうですが、それでも面白おかしくやってあげないと、外食なんてどこも行けなくなってしまいます。
アメリカも日本も毎日お弁当を作るのが難しい社会です。それをマクドナルドを含めた外食産業がフォローしてくれているんだと私は思っています。
もし仮に毎日お弁当を作るというご家庭があったとしても、おかずの一部が冷凍食品だったり、昨日作った残り物のチンジャオロースにレトルトのソース使っていたりするわけですから……
私の母親は高校時代毎日頑張ってお弁当を作ってくれましたが、疲れている時はおかずが茶色い茶色いでした。むしろ私はそれを喜んでいたクチですが、早弁をしてそれをそうそうに平らげ、昼用に購買で菓子パン買って食べていました。
要はバランスなんです。マクドナルドの栄養素を科学的に分析するというなら、話はまだ理解できますが、毎日食べて不健康になりましたじゃまるで意味がない。それこそ、そこらのYoutuberだって同じ企画が出来るだろうし、むしろコメディ企画的にやってくれると思います。
私は別にYoutuber大好き人間ではないですが、それぐらいドキュメンタリーとしての体をなしていません。コメディ企画として見たとしても非常に中途半端な作品です。
毎日食べていると中毒性が出てきます。
毎日食べているととても太ります。
毎日食べているとドクターストップレベルで不健康になります。
それを言い出したらどんな食品でもそうなんじゃないでしょうか?
リンゴダイエットというのが昔流行りましたが、あれだって1か月も続ければ絶対健康に悪いハズです。
また、子供の頃からマクドナルドの味に慣れさせているから、大人になってからも食べてしまいます。というような描写は、あくまで推測であって、データに基づいたものじゃない。
アメリカは良くわかりませんが、日本であれば、子供の頃マック大好きだった人間が牛丼派に転向するなんて良くある話ですから。
兎にも角にも余り響くものがないドキュメンタリーです。娯楽作としても私としては認めたくない作品でした。
本作の名台詞
子供にとっては夢のような1か月だ
出典:スーパーサイズ・ミー/VOD版
役名:モーガン・スパーロック
演:モーガン・スパーロック