洋画『アウトロー』/さぁ、正義マンがドヤ顔でやってきたぞ!

スコア:417/999

アウトロー出典:パラマウント映画
『アウトロー』


【あらすじ】

無差別に5人の命を奪った元狙撃手の被疑者は、「ジャック・リーチャーを呼んでくれ」と手紙を残すが、移送途中に暴行を受け、意識を失ってしまう。しかしながら手紙とは関係なしにジャックは自主的にやってくる。


【作品情報】

公開:2012年12月21日(アメリカ)|2013年2月1日(日本)/上映時間:130分/ジャンル:アクション/サブジャンル:サスペンスアクション/映倫区分:全年齢/製作国:アメリカ/言語:英語


【スタッフ】

(監督・脚本)クリストファー・マッカリー/(音楽)ジョー・クレイマー/(原作) リー・チャイルド『アウトロー』


【キャスト】

トム・クルーズ/ロザムンド・パイク/リチャード・ジェンキンス/デヴィッド・オイェロウォ/ヴェルナー・ヘルツォーク/ ロバート・デュヴァル


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※情報は【2019年11月21日】現在のものです。上記のボタンをクリックすると各VODの作品ページにジャンプすることが出来ます。詳しくはこちらのページをご確認ください。

ポイントレビュー


■トムっぽいアクションながらもストーリーが……

山守 秀久
山守 秀久
アクション担当
ポイント:152/333|評価:BAD

特に後半は如何にもなトム・クルーズっぽいアクションが展開されます。『ミッション・イン・ポッシブル』と『コラテラル』の中間のような戦い方です。

彼の出演しているアクション映画では、見慣れに見慣れた光景なので、さほど新鮮さはありませんが、歳を感じさせなずにシャッキっとトム・クルーズしています。

ただ、ストーリーがイマイチという印象です。シンプルにしたいのか複雑にしたいのか、どちらかに絞れなかったんでしょうか……そこは少し残念な作品でした。


■お前さんは別にアウトローじゃなくね?

試分 書人
試文 書人
サスペンス担当
ポイント:145/333|評価:BAD

好きか嫌いかで言えば、嫌いなタイプの映画。始めから最後までほぼほぼギャグ要素なしのシリアスなムードで話は進んでいくんだけど、何だかノリが軽い。

ノリが軽いのは別に構わないんだけど、その軽さに意味がない。結果的にノリが軽い映画になってしまった感じ。

主人公ジャックの謎めいた感じもあんまり意味ねーよって、しかもお前、全然アウトローじゃないじゃんって、何処にいるかわかんないだけじゃんって。

気が付けば、結構文句をつけながら見てた。

あんまり評価が出来ないのは、この主人公を好きになれなかったせいかな?別にイケメンだから、嫉妬してるワケではないよ(たぶん)。トム・クルーズ本人は、好きな役者だし。


■トムが格好いいだけの映画

橘 律
橘 律
トム推し代表
ポイント:120/333|評価:BAD

うんと、登場人物全員が薄っぺらいですよね。「アイツ出しとけば、取り敢えず何とかなるだろ」って声が透けて来そうなぐらいトム・クルーズの無駄遣いです。

ジャケットとかポスターとかだけ見れば、トムファンなら期待度MAXな仕上がりなんですけどね。作品の中身は結局よーわからんよん、主人公の行動も意味不明だよん。

でもでも、トムは格好いいよん。それだけの映画です。

ファンとしてはこの脚本なら断って欲しかったなぁ。

賛否両論の『バニラ・スカイ』ですら超高評価の、狂おしいほどにトム好きな私ですが、こちらはアクションでドンパチドンパチやっている映画なのに、見ていてあくびが出てしまいました。


メインレビュー

ネタバレありの感想と解説を読む

トム・クルーズは好きだけど、この主人公は嫌い

橘 律
橘 律
メインレビュアー
トム推し代表/最高評価

主人公のジャック・リーチャーさんに一言物申させて下さい!

っていうか案外貴方の方が犯罪してないですか?

人殺しまくってないですか?

勧善懲悪系のアクション映画でこれを言っちゃお終いなのは存じておりますが、もうちょっと知的に捜査出来なかったもんですかねぇ。

ハッキリ言って、この主人公が登場人物の中で一番サイコパスですよ。趣味で正義やってますって、怖いよ。恐ろしいよ。

題名の『アウトロー』の意味がようやくわかりました。やろうとしていることは全然アウトローじゃないっていうか、一応真犯人を突き止めるって流れなので、むしろ敵がアウトローじゃんって思ってたんですが、合点がいきました。

そういう意味なんですよ。きっと。予告編で、「正義のためには手段を選らばない」みたいなキャッチフレーズがついてましたけど、そんな格好いいもんじゃありません。

この人はただの正義マニアです。マニアを拗らせちゃって、痛い感じになっちゃった人です。

トム・クルーズが演じていれば、それがどれだけクズヤローでも、私は概ね肯定的に見られちゃうタイプなんですが、この人はダメでした。ひょっとしたら、トムが演じた歴代の主人公の中でトップ張れるレベルかもしれません。

変に自信に満ち溢れてるし、常にドヤ顔だし、そりゃトム・クルーズの容姿ならそうなっちゃってもおかしくはないけど、なんかムカつく。行動にいちいちイラッっとさせられます。

被疑者にされた元狙撃手も、もっと他の人に頼んだ方が良かったのでは?まぁトム演じるジェームズは、メッセージを受け取る前に、勝手に来てしまうぐらいのサイコヤローなんで、「どうやったってどうせ来るんだろアイツ」的なあきらめの感情もあったのかもしれませんが……

ストーリーが雑でペラッペラになってしまったのも、おそらくほぼほぼが、この主人公のせいです。なんなんだ本当にお前は。何しに来た(笑)。

本作には、名優ロバート・デュヴァルも出演されているんですが、トムに「この作品はやめとけ」みたいなことを言ってあげられなかったのかなぁ。『ゴット・ファーザー』では養子ながらも立派に相談役務めてたじゃないですか。

しかも役名がトム・ヘイゲンで。

と、私的には久しぶりにトム主演作でなりふり構わずキレまくってみましたが、最後に本作とタメを張るか、それ以上にトム演じる主人公がムカつく作品をご紹介したいと思います。

『カクテル』

ご興味のある方は、是非、ご覧になってみて下さい。

本作の名台詞

法など無縁 証拠も無視 正義に生きてる

出典:アウトロー/VOD版

役名:ジェームズ・バー
演:ジョセフ・シコラ