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【あらすじ】
質屋を営む元工作員の孤独な男テシクは、隣の家の少女ソミとの交流を続ける内に次第に心を開いていく。ところがある日、ソミの母が麻薬取引に関わっていたことが原因で、ソミは臓器売買組織に拉致されてしまう。
【作品情報】
公開:2010年8月4日(韓国)|2010年10月1日(アメリカ)|2011年9月17日/上映時間:119分/ジャンル:アクション/バイオレンスアクション/映倫区分:R15+/製作国:韓国/言語:韓国語
【スタッフ】
(監督・脚本) イ・ジョンボム/(音楽)シム・ヒョンジョン/(主題歌)Mad Soul Child「Dear」
【キャスト】
ウォンビン/キム・セロン/ キム・ヒウォン/ キム・ソンオ
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ポイントレビュー
■ウォンビンに色々酔いしれろ!
ポイント:291/333|評価:GOOD
相当な訓練と鍛錬を重ねたのだろうなという、アクションシーンが満載の作品です。
そして、何よりテシク役のウォンビンのルックスに男ながらに惚れ惚れしてしまいます。
暴力的な作品には残酷な暴力とさわやかな暴力の二つが存在していますが、本作は後者の作品です。
鮮やかなる暴力をこれでもかというほど見せつけてくれます。
血しぶき飛びまくり、殴り殴られまくり、刺しまくり、射ちまくりではありますが、痛々しさはほとんどありません。
「アクションシーンに酔いしれろ」みたいなキャッチコピーはこの映画のためにあるような言葉だと思います。
■切実に自分と顔を変えて欲しい
ポイント:244/333|評価:GOOD
『冬のソナタ』のヨン様を抜きにすれば、第一次韓流ブームの筆頭であったウォンビンの主演作。
正直、勝手に俳優とかではなく、ただのアイドルみたいな人なんだと勘違いしていたけど、凄いっすねこの人。
控えめに言って凄く良かった。
昔はスパイとか暗殺者で今は孤独に別の仕事をしているっていうありがちな設定ではあったけど、存分に楽しめました。
あぁ、顔を変えて欲しい。俺、アンパンマンだったらよかったのになぁ。
イヤ、やっぱりパンになるのは流石になぁ……
■韓流スターの顔あんま好きじゃなかったのに…
ポイント:205/333|評価:GOOD
あぁ、イケメン過ぎる。イケメンが過ぎますです。
ぶっちゃけ韓国の俳優さんの顔って、大体があんまり好みのタイプじゃないんですけど、ウォンビンだけは別ですね(今回初めて名前知ったけど)。
髪が長くても格好いいし、髪が短くても格好いい。
韓流映画スターやミュージシャンが当然のように日本のテレビや映画に出るようになった昨今でも、彼を超える韓流イケメンは私の中ではおりませぬ。
全くもって映画のレビューになってないけど、ウォンビンが格好いい。
それだけでいいじゃない。そんな最高級の韓流イケメン作品です。
メインレビュー
- ネタバレありの感想と解説を読む
アジア独特の雰囲気が光るアクション映画
メインレビュアー
アクション担当/最高評価ウォンビン……今何をやられているのでしょうか?
本国のCMなんかには良く出てるみたいですけど、映画ではこの『アジョシ』を最後にあんまり出演したというお話を聞きません。
悲しみをたたえた男前を演じさせたら、少なくとも韓国映画の俳優ではピカイチだと思うんですがもったいない話です。
本作でもそんな彼にピッタリな主人公を熱演しています。
唯一の難点はこの見てくれの彼をヒロインの子役が「アジョシ(おじさん)」と呼ぶところに相当違和感がある事ぐらいでしょうか?
ただ、あれぐらいの大きさの女の子(多分小学校低学年)にとっては、あれだけの若々しい見た目でもおじさんに見えるものなのかもしれません。
そういえば、私もまだハタチの時、いとこの女の子にそう言われてショックを受けたことがありました。当時の私は確かにウォンビンより老けていましたが……
ストーリーに関して言えば、単なるアクション映画に留まらない、なかなかの展開です。
グロ耐性がない方にはやや厳しいシーンもあるんですが、さらっとしたグロなので、怖がりな目を覆いつつも挑戦してみる価値はあると思います。
出てくる悪役たちもそれぞれキャラが立っていて、個性的です。
残忍だけど弟想いの臓器売買のボスが出てきたり、戦うことに喜びを覚えるタイプのそんなに実は悪い人じゃなさそうな人が出てきたりで、このキャラはいらなかったんじゃないか?という登場人物は出て来ません。
この映画も韓国映画らしく、相も変わらず暗い暗い雰囲気で話は進んでいくのですが、ストーリーにしてもアクションにしても、どこかしらに「爽快感」みたいなものが散りばめられているので、そんなには気にならなかった。
こういったおどろおどろしくも、爽快感があるアクション映画を作るのってアジアじゃないと結構難しいんじゃないでしょうか?
それこそハリウッド映画だと、この雰囲気は出しにくそうです。じめっとした感じのアクション映画というのもハリウッドにないわけではないのですが、アジア特有のアジアにしか出せないムードってあると思うんです。
別にハリウッドのそれも、それはそれで非常に素晴らしいんですが、それとは違ったジャンルというか、そういったムードを築くのに成功している作品だと私は高く評価しています。
こういうアクション作品も、世の中にあるんだよというには、一番に紹介したい映画です。
一部ではあの名作フランス映画『レオン』のパクリだという説も出ていますが、それを言い出したら少女を守る元殺し屋(工作員)の映画は作っちゃいけないって話になる気がします。
アメリカ映画の『マイ・ボディガード』とかだってそういう話ですし……
因みにこの『アジョシ』のストーリー展開は、この二つの作品と似ていると言えば無理矢理似ていると言えなくもないですが、私にとっては全くの別作品でした。どれも、それぞれに良さがある素晴らしい作品だと思います。
ただ、この3作品の内、アクションシーンの好みに限って言えば、私はこの『アジョシ』が一番好きですね。
本作の名台詞
俺は質屋だ 金歯は買う 金歯以外は― 全部 食いちぎってやる
出典:アジョシ/VOD版
役名:チャ・テシク
演:ウォンビン