洋画『バーレスク』/映画で気軽に本格ショー体験

スコア:633/999

バーレスク出典:ソニー・ピクチャーズ
『バーレスク』


【あらすじ】

歌手を目指してロサンゼルスへ渡った主人公は、職探しのさなかでショーパブ『バーレスク』と出会い衝撃を受ける。ウェイターの仲介によりそこで働くことを許されるが、与えられた最初の仕事はウェイトレスであった…


【作品情報】

公開:2010年11月24日(アメリカ)|2010年12月18日(日本)/上映時間:119分/ジャンル:ミュージカル/サブジャンル:恋愛映画/映倫区分:全年齢/製作国:アメリカ/言語:英語


【スタッフ】

(監督・脚本)スティーヴ・アンティン/(音楽)クリストフ・ベック


【キャスト】

クリスティーナ・アギレラ/シェール/クリスティン・ベル/キャム・ギガンデット/スタンリー・トゥッチ


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※情報は【2022年11月3日】現在のものです。上記のボタンから本作品の再生ページに直接ジャンプ出来ます。各VODを選択してご利用ください。詳しくはこちらのページでご確認いただけます。

ポイントレビュー


■歌とダンスが最高にイイ!イイ!

橘 律
橘 律
ミュージカル担当
ポイント:285/333|評価:GOOD

夢を目指す女の子にちょっこりラブストーリーを絡めるっていう、お話の流れとしてはいかにもって感じのお話ではありますが、兎にも角にも歌とダンスがイイ!!

話を見るのが面倒な方は歌とダンスだけでも聞いていって下さい、観てやって下さいって思います。

ストーリーとしてはありがちだけど、ショーラウンジの世界を覗き見るって意味では一見の価値があるようなないような。

でも、歌とダンスがいいからそんなのどうでも良いような。

ミュージカルなんて大嫌い!!という方でもミュージックビデオとして見れば、楽しめること請け合いの映画です。


■大画面で見るとなお良し?映画でショーパブに疑似来店

山守 秀久
山守 秀久
アクション担当
ポイント:168/333|評価:GOOD

アクション担当としてレビューしますが、こちらの作品は全く持ってアクション映画ではありません(笑)

ただ、本当にダンスが凄いです。そこいらの踊るように戦う格闘モノの映画なんかより、よっぽどアクションしています。特にラストは出来ることなら、プロジェクターを使って大画面で見たかったと後悔してしまうほど圧巻のショーシーンです。

私はショーパブに行った経験が全くないので、これがリアルなのかどうかの判断が付け難いところはあるのですが、実際のショーパブがこのような素晴らしいダンスを見せてくれる場所なのであれば、是非行ってみたいなと思わせてくれる作品でした。


■お母さんごめんなさい(笑)

猿渡 りん子
猿渡 りん子
SF担当
ポイント:180/333|評価:GOOD

今でこそ結婚して子供までいる私ではございますが、昔々、それはそれはコロコロ将来の夢が変わる少女でした。

その中には歌手や舞台女優ももちろん含まれていて、本作を見てあの頃の記憶がさーっと蘇りました。そうですね。あきらめて良かったです(笑)

クリスティーナ・アギレラみたいに歌えません。踊れません。すいません。

お母さま、当時は「沖縄アクターズスクール行きたい!」とか駄々をコネて誠に申し訳ございませんでした(笑)


メインレビュー

ネタバレありの感想と解説を読む

ショーのシーンが良すぎるのだけが難点

橘 律
橘 律
メインレビュアー
ミュージカル担当/最高評価

もうラストシーンの歌とダンスなんて何度見たことか……

そして、鏡の前で振り付けを真似させて頂いて、私の二の腕はどうしてこんなにも太ましいのかとね。セクシーなダンスの腰つきのように揺れ動くのかとね。

お話の中では沢山の素晴らしい歌とダンスが出て来ますが(ショーパブが舞台なんだから当たり前)、私はやっぱりラストのショーシーンに全てがギュギュッと凝縮されていると思うんです。

物語の展開としては、基本、すんごく分かりやすい夢見る女の子のサクセスストーリーになっているがゆえに、結局はこの歌とダンスで締めたかったんだよね。このショーに辿り着くための前振りだったんだよねって、勘違いされてしまいそうな話ではあるんですが……

違うんです。違うんです。ドラマやラブストーリーとしても中の中の上ぐらいの出来はある映画なんですよ。マジでそれはそうなんですけど、それがどうでも良くなるぐらいそれぞれのショーシーンが素晴らしい。

しつこいようですけど、特にラストが。

これぞミュージカルなんじゃないですかね。元々がショーラウンジが舞台の映画なので、何の前触れもなく歌が始まる違和感もないですし、なに急に歌い出してんだコイツ……感もない。

私はヘンテコな人間なので、逆にそういうミュージカル特有の雰囲気が好きだったりする時もあるんですけど、この映画はそういうのが全くない。ホントに王道中の王道。

ミュージカルの脚本家がもっとも頭を抱えているであろう、どの感じで歌を入れるか?(※あくまで私の勝手な想像です)っていう課題をほぼ完璧にクリアしている作品だと断言できます。

ショーのシーンが良すぎて、「そこはいいから早く次の曲聞かせろよ」みたいな感じになってしまうところに、やや映画としては本末転倒な部分はある気がしますが、いいんじゃないですか?それでも。

ストーリーは流し見て、ショーの場面で何となく話の中身が気になっていく。そんな見方でも全然アリです。この点がこの映画の長所でもあり短所でもあるんじゃないかと思います。

『シカゴ』みたいにストーリーの方もしっかりしているミュージカル映画が好きな御仁には、少々お気に召さない部分もあるかもですが、一見の価値はありまくりです。

ここまで言ってしまうとアレですけど、この作品は映画ではなく、ショーなんだって感じます。

まだ未見の方は是非是非ショーを観に行ったと思って、ご覧になってみて下さい。

追伸、あ、あと謝らなきゃいけないことがあります!当サイトはVODの配信作品をメインに取り扱い、レビューや企画記事を掲載する場所なんですが、ごめんなさい。

わたくしDVDを持ってて初見はそれです(笑)

しかも通常版とブルーレイの両方……

ブルーレイあんなら先に言ってよぉ(涙)

本作の名台詞

バーレスクにようこそ

出典:バーレスク/VOD版

役名:テス
演:シェール