洋画『アメリ』/妄想系女子の恋と勇気の第一歩

スコア:673/999

アメリ出典:アルバトロス・フィルム
『アメリ』


【あらすじ】

変わり者の両親に育てられたアメリは幼い頃から妄想に逃避する癖があった。大人になってもそれが変わる事はなく、自分だけの世界に浸る日々。だが、妄想と現実の間に繋がりがあるかのような出来事が起こり始める。


【作品情報】

公開:2001年4月25日(フランス)|2001年11月17日(日本)/上映時間:122分/ジャンル:ラブストーリー/サブジャンル:ヒューマンドラマ/映倫区分:全年齢/製作国:フランス/言語:フランス語


【スタッフ】

(監督) ジャン=ピエール・ジュネ/(脚本)ジャン=ピエール・ジュネ,ギヨーム・ローラン/(音楽)ヤン・ティルセン


【キャスト】

オドレイ・トトゥ/マチュー・カソヴィッツ/セルジュ・メルラン/ジャメル・ドゥブーズ/ヨランド・モロー/クレール・モーリエ/ドミニク・ピノン


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※情報は【2020年02月02日】現在のものです。上記のボタンをクリックすると各VODの作品ページにジャンプすることが出来ます。詳しくはこちらのページをご確認ください。

ポイントレビュー


■気に入っても人に薦めるのは慎重に

橘 律
橘 律
ラブストーリー担当
ポイント:306/333|評価:GOOD

とってもジャンル分けに困る作品だと思います。レビュアー同士が話し合いの上に話し合いを重ねた結果(5分ぐらい)、「一応ジャンルはラブストーリーでいいんじゃね?」という結論に至りました。

作品としては超女子向けの大人のお伽話って感じです。

「私はまだまだ女の子!」っていう精神年齢の方は好きだと思います。「いえいえ私は立派な女性よ」って精神年齢の方も好きだと思います。「いいや、私はおばちゃんよ!」ってサッパリした精神年齢の方だと、ちょっと……って言う感想かもしれません。

男性は精神年齢関係なく好き嫌いがはっきり分かれるお話なんじゃないでしょうかね?

ただ、私個人はとっても大好きな映画だけど、彼氏と一緒に見たいとは思わないですね。

一人でじっくり鑑賞したいタイプの映画です。


■アメリの美人過ぎさが冷静な視聴の唯一の妨げ

アクセル神田
アクセル神田
ドラマ担当
ポイント:178/333|評価:GOOD

アメリ役の女優さんが想像以上に美人過ぎて、ビックラこきました。

ジャケットの写真だと、そこまでの美人という印象を持たなかったんですけど、彼女が動いている映像をみて、ほぼ惚れかけました。

女優さんの美しさに見とれ過ぎて、肝心のストーリーが頭に入ってこない部分はありましたが、そこは二度、三度と見れば解決できる問題だと思います。

お話はかなり難解です。主人公の妄想と現実が入り混じるところが話の肝になっているので、相当混乱します。

そこをどう評価するかっていうのに中々判断を下しずらいのですが、少なくとも見て良かったとは思えた映画です。

お近づきになりたい女性との会話の種になりそうな映画ですし。

とはいえ、万人が評価するという感じの映画ではありません。わけわかんなかったって感想でも、仕方ない部分はある話だとは思います。


■もう一度!とは思わないまでも、試しに見てみて良かった

試分 書人
試文 書人
サスペンス担当
ポイント:189/333|評価:GOOD

荒波のように字幕が流れまくる映画なので、映像に合わせて目で追うのに非常に疲れた。でも、苦労しながらも見た甲斐があったお話ではあるかな?

フランス映画独特の雰囲気はこの映画についても同じだけど、あの雰囲気が苦手な方でも、きっと「悪くはなかったんじゃない?」って言うと思う。邦画やハリウッド映画で同じ話をリメイクしたら、たぶん面白くない。

この『アメリ』はフランス映画でなければ成立し得ない作品ですな。ラブストーリーなのに精神的にサスペンスな描写が多いのも、本作には非常にマッチしていて自分は嫌いじゃなかった。

日本で公開された当時から、女子ウケを狙った作品といった評価をうけがちなお話ではあったけど、そういうのが嫌いな男子にも「まぁそう言わずに、一度ぐらいは挑戦してみたら?」と胸を張って言える作品ではないだろうか?


メインレビュー

ネタバレありの感想と解説を読む

他人の評価が気にならないぐらい私はアメリが好き

橘 律
橘 律
メインレビュアー
ラブストーリー担当/最高評価

日本なら1クールかけて連続ドラマでやりそうな話を、ギュッとひとつの映画にまとめてみたようなストーリー展開です。

ずーと3倍速みたいな。

以前当サイトで紹介した『インセプション』等とは別の意味で頭を使います。純粋に頭がいい人よりは、頭の回転が速い人に向いている作品です。意味があるようで意味がない台詞も、意味がないようで意味がある台詞も両方あります。

主人公であるアメリの妄想と現実の物語というテーマで動いている作品であるがゆえに、頭の切り替えがとっても重要です。

私はこの映画が楽しめたから、頭の回転が速いとか、楽しめなかったから回転が遅いとか、そういうことを言いたいのではなくて、人によってはエンターテイメントとして、「ちょっとウザいところがあるよ」ってことを、これから見ようと思っている方には念頭に置いておいて欲しいなぁ……という意味でこれを書いています。

映像……女の人の感覚で言えばきっと可愛いくてオシャレです。

ストーリー……見ていて、不愉快な気分になることはたぶんないでしょう。

主人公……変人だけど、嫌いにはなりにくい人です。

ただ、こんな感じに私にとってはかなりの思い入れと私なりの解釈がある映画なんですけど、人にそれを押し付けたくはない話なんですよね。

もし、彼氏や家族や大親友にオススメして全員から「つまらなかった」って言われてしまったとしても、別に何とも思わないと思います。

私が楽しかったし、面白かったから、それでいいじゃんって素直に思える作品です。

だから、「この映画は見る価値があるから、ユーザーの皆様も是非見てみて」とは、私は言いません。私のレビューを見て、少しでも見てみたいと思っていただけて、その上で、個々に感想を持っていただけたら嬉しいなって、それだけです。

映画として大好きな作品ですけど、それを否定されても全く何の感情も湧かない自信があります。

あーそうなんだぁって。

ただ、ひとつだけ言えるのは、これから先の人生であと何回この映画を見返すのかはわからないですけど、私は一度見終えるごとに、またいつかこの話を見てみようって必ず思うんです。

それがいつになるかわからない。

でも、いつの日か再生ボタンを押してまたアメリに会いたいなって思います。

少し伝わりにくいかもしれないけど、この映画が好きな私も私なんだから、それでいいじゃんって思って、私自身はこの自己肯定感を与えてくれた本作を高く評価しています。

レビューを掲載しているサイトのレビュアーとしては、どうかとは思いますがユーザー皆様の評価がこれほど気にならない作品も珍しいです(笑)

私は好きなんで、それでいいんです。これからも、そういう作品にもっと出会っていきたいとさえ思ってます。

本作の名台詞

人生は何とシンプルで優しいことだろう

出典:アメリ/VOD版

役名:ナレーション
演:アンドレ・デュソリエ