邦画『着信アリ』/知らない番号からの電話が怖いよねって話じゃないよ

スコア:154/999

着信アリ出典:東宝
『着信アリ』


【あらすじ】

着信があると、なんやかんやで人が死んでいく恐怖……柴咲コウ扮する美人な主人公は、ナイスミドルな協力者の手を借りながらそれを探っていく。本作は後にシリーズ化され、美人女優の登竜門的作品ともなった。


【作品情報】

公開:2004年1月17日(日本)/上映時間:112分/ジャンル:ホラー/サブジャンル:オカルトホラー/映倫区分:不明/製作国:日本/言語:日本語


【スタッフ】

(監督)三池崇史/(脚本)大良美波子/(音楽)遠藤浩二/(主題歌)柴咲コウ『いくつかの空』


【キャスト】

柴咲コウ/堤真一/吹石一恵/石橋蓮司/松重豊


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※情報は【2019年08月30日】現在のものです。上記のボタンをクリックすると各VODの作品ページにジャンプすることが出来ます。詳しくはこちらのページをご確認ください。


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ポイントレビュー


■これが名優の名キャリアシリーズなの?

試分 書人
試文 書人
ホラー担当
ポイント:73/333|評価:BAD

後に日本の映画界テレビ界を席巻する名優が多数出演していて、そっちの方がホラーな映画。

スマホじゃなくて携帯の時代なので、良くわかんない電話番号からの着信の怖さをジャパニーズホラーと絡めてみたってことなんだろうけど、『女優霊』にさえ大差で負けてるラインのグダグダ具合い。

なんか後の名女優の出演作的な印象が半端ないのが非常に納得いかないシリーズ。

怖くないし、わけわかんないよね。それにしても着信ないですな。


■電話もかけずに撃ってくるギャングのがよっぽど恐い

橘 律
橘 律
スマホ世代代表
ポイント:30/333|評価:BAD

最初に両親に買って貰ったのは携帯電話なので、スマホしか知らないわけじゃないですが、懐かしさみたいなものさえない映画でしたね。

日本のホラー映画って海外とは別路線で戦っていて、ある意味尊敬しているんですけど、これは無理があったんじゃないですか?

映像的にも心理的にも全く怖くないし、ホラー映画として悪い意味で楽しめるところもありませんでした。

スマホではなく、普通のガラケー世代なら少しは胸を打たれるものもあるんでしょうが、この映画で胸を打たれるなら、実際に拳銃で胸を打たれる方がまだマシなんじゃない?って思いました。


■ホラーじゃないっしょこれ……

近道 通
近道 通
オールジャンル担当
ポイント:51/333|評価:BAD

ネットやらなんやらで、『着信アリ』より『着信ナシ』のがある意味怖い、みたいな冗談が公開当時に流行った記憶があるけど、実際問題、おそらく『着信ナシ』のが怖かった。

どうやって怖がらせたかったのかもよーわからんし、せっかくの携帯電話というアイテムも生かし切れてないしで、何がしたかったんでしょうねって感じ。

劇場公開が時代が時代もいいとことなので、こういうシュチュエーションホラーみたいなのが求められてたのかもしれないけど、これでホラーを標榜するのには無理がありますよね。

結末も凝っているようで、無理やり持ってった感が満載だったし。


メインレビュー

ネタバレありの感想と解説を読む

『着信ナシ』や『既読スルー』のが恐い現代社会

橘 律
橘 律
メインレビュアー
スマホ世代代表/最低評価

私は完全なるスマホ世代なので、何とも言えないところがあるんですが、一時期、パカパカと言われる携帯電話を使っていたことがあるので、言わせて頂きます。

この映画のような怨霊から着信が入るより、詐欺業者から着信が入った方がよっぽど恐ろしいです!

なんで私の番号知ってるの?ですとか、もしかして知り合いの番号を登録し忘れた私?とか色々様々に考えてしまいます。

結果が分かればいいんです。安心できるんです。この着信があると死ぬとかですとか病気になるとかですとか。

でも、この映画は純粋に言えば、そういうお話じゃない。単純な設定を無暗に難解にしようとしている感さえあります。

それだったら、当サイトのアホなレビュアーの誰かさんもおっしゃっていましたが、『着信ナシ』今で言うところの『既読スルー』の方がよっぽど恐い。

精神的な圧力がありますからね。

私なんかおかしなこと言ったかなぁ……って。ごめんねぇって思います。

そして、どんな風に私はそのメッセージの相手に思われているんだろうって恐怖します。

まだ鏡の中の自分に殺された方がマシだって想像するぐらいに。

詰まるところ、ホラー映画ってとてもとても難しいジャンルなんじゃないかなって。

出来が良すぎれば、サスペンスにカテゴライズされちゃいますし、出来が悪ければコメディみたいな扱いになっちゃう。

これぞホラー映画ですって言う作品をあげるのって結構難しくありませんか?

邦画なら初代『リング』ですとか洋画なら『エルム街の悪夢』ですとか、挙げようと思えば何とかなる部分もあると思うんですけど、ホラーの名作として、この『着信アリ』を挙げる人はいないんじゃないですかねぇ。

おそらく和風ホラーというくくりの中でも誰一人としていないんじゃないかな?

本作に関してはその後もいくつか続編が作られ、主演女優はほぼほぼ漏れなく名女優としての扱いを受ける格好にはなってますが、それがこの映画のおかげだとは到底思えません。

あくまで、見ている側としての意見ですけどね。

自分の心の着信に従うとするなら、マジに正直にガチに『着信ナシ』や『既読スルー』の方の映画が見たいぐらいです。

ホント恐いですよね。誰からも着信がないって。既読スルーされるって。

今の時代で言えば、自分が存在しないってぐらいの意味ですからね……

本作の名台詞

何言ってるんですか!?いい加減にして下さい!!

出典:着信アリ/VOD版

役名:中村由美
演:柴咲コウ