邦画『体脂肪計タニタの社員食堂』/社運を賭けたおデブ社員のダイエットプロジェクト始動!

スコア:465/999

体脂肪計タニタの社員食堂出典:角川映画
『体脂肪計タニタの社員食堂』


【あらすじ】

世界初の体脂肪計を開発したタニタの社員ダイエットプロジェクトに、社員食堂の責任者として雇用された栄養士の春野菜々子。だが、プロジェクトの対象となったメンバー3人は一癖も二癖もある変わり者ばかりだった。


【作品情報】

公開:2013年5月25日(日本)/上映時間:100分/ジャンル:コメディ/サブジャンル:実話原作/映倫区分:全年齢/製作国:日本/言語:日本語


【スタッフ】

(監督)李闘士男/(脚本)田中大祐/(音楽)小松亮太/(主題歌) 矢野顕子「さあ、召し上がれ』/(原作) 田中大祐、タニタ


【キャスト】

優香/浜野謙太/草刈正雄/宮崎吐夢/小林きな子/草野イニ/藤本静/吉田羊/壇蜜


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※情報は【2020年01月24日】現在のものです。上記のボタンから本作品の再生ページに直接ジャンプ出来ます。各VODを選択してご利用ください。詳しくはこちらのページでご確認いただけます。

ポイントレビュー


■業務命令で痩せろっていうのは、ちょっとなぁ……

試分 書人
試文 書人
コメディ担当
ポイント:156/333|評価:BAD

体脂肪計を売るのに太ってちゃダメだろってのは、つまるところ、「メガネ屋なんだから目が良くても伊達メガネかけて売れ」ってのと同じ意味なんだろうけど、なんだかなぁ……

それじゃあ極端な話、酒屋なんだから酔っぱらって酒売れよって話になっちゃう。配達の時、飲酒運転になっちゃうよ。まぁ、これは凄い極論だけどさ。

うーん、会社が人の体格や体質に対して、あれこれ文句つけるのって、やっぱりかなり抵抗があるな。メガネは伊達ならギリ許容範囲だけど、体質に関わる問題はね。モニター選定も立候補って形にすれば、もう少し印象が違っただろうに。

産業医に痩せなきゃ死にますって言われているレベルの連中ならまだしも、世若干太っている方が体の調子が良い人が世の中にはいるわけで……(糖尿の疑いがある人は作中にいたけどね)

それで精神的に追い詰められちゃって、鬱にでもなったら、どうすんの?作中でも他の事情も絡んでたとはいえ、そういう描写あったよね?優香も鬱っぽくなることがあるって、言ってたよね?

だから、内容としてやりたかったことはわかるんだけど、それをコミカルに描かれてもなぁ……というのはある作品。ちょっと素直には笑えなかった。もちろん健康は大事だけど、そこは自己選択でしょ。

業務命令でダイエットって、CMに出る芸能人じゃないんだからさ。


■今ひとつな話ながらも、運動しながらのながら見なら一石二鳥の作品かも?

アクセル神田
アクセル神田
ドラマ担当
ポイント:139/333|評価:BAD

想像していたよりは単なる『タニタ』のプロモーション映画にはなっていませんでしたが、優香演じる新参者の責任者の気苦労と、ダイエットあるあるを合わせてみましたってだけのお話です。

これなら、純粋に世界初の体脂肪計の開発秘話と大ヒットさせるまでの苦労エピソードを映画化した方が良かったんじゃないでしょうか?

意外と主演の栄養士役の優香が役に合っていたのには驚かされましたが、運動しながら見るぐらいで丁度いい作品です。腹筋しながらでも話はだいたい分かります。

そう考えると一石二鳥の映画なのかもしれませんが、もう一度見ることは多分ないですね。


■痩せようと思う切っ掛けぐらいにはなるかな

猿渡 りん子
猿渡 りん子
ダイエットクィーン
ポイント:170/333|評価:GOOD

皆さん、こんにちは!今まで何度もダイエットに成功しているダイエットクィーンです。そう…トドのつまり、ダイエットの数だけリバウンドしてるってこと……

出産後の体重と体脂肪はマジでヤバかったですね。どうせ赤ちゃんの重さだから生んじゃえば戻る戻るって、余裕ぶっこいて食べまくってたら、全然そんなことはなかった。

いざ生み終わって体脂肪計に乗ったら、体重、体脂肪ともにガチで絶望的な数字が出てきました。

流石に今はあそこまでの体重ではないけど、本作を見てもう気持ち分ぐらいは痩せなきゃなぁとは思えたかな?あくまで気持ち分だけなんで、どれだけで満足するかは私の自由ですけど。


メインレビュー

ネタバレありの感想と解説を読む

純粋なダイエット映画として見るならアリだけど…

アクセル神田メインレビュアー
アクセル神田:属性/最低点

福利厚生の一環として、1日三食無料で、栄養士さんが考えた料理を食べさせてくれる会社があったら、どんな手を使ってでも入社したいですが、そんな会社、日本には滅多にないでしょうね。良くて、健康的何だか不健康なんだかわからない、安めのランチ用社食がある程度だとおもいます。

ちなみに私も毎日の食事は外食かコンビニ弁当になっております。

体重は標準よりやや重い程度ですが、お腹の方は胃袋に風船でも入っているのかってぐらい、ポッコリお腹の中年太りです。

なので、本作のように健康的なご飯を出す社員食堂があって、自宅で食べる時のためのレシピまで用意してくれるっていう設定は、見ていていささか羨ましさが芽生えました

だけど、映画としては登場人物達をそんなに応援したくなる作品じゃないんですよね。割とどうでもいいんです。

彼らが痩せようが痩せまいが、こっちには関係ないし、プロジェクトが終わればリバウンドするのは目に見えてるしで、特別タニタである必要がないごく普通のダイエットものの映画にしか見えませんでした(タニタが原作に絡んでいるので仕方ないですがね)。

そこはかとなく、頭の片隅に「痩せてみようかな」というわずかな感情は生まれはしましたが、そうした感情の揺さぶり度では、ボクシング映画の減量シーンの方がずっと上です。当サイトでご紹介したもので言えば、『リベンジ・マッチ』の方がまだ痩せたい気持ちになります。

また、プロジェクトに選ばれた登場人物達3人は、それぞれ太っていることが原因の悩みを抱えていたりもするんですが、これもまずありがちなお話ばかりで、太ってるってそんなに悪いことなんですか?と邪知したくなるシーンが多かったのも本作に好感が持てなかったことの理由の一つかもしれません。痩せたからって問題が解決するとも限りませんしね。

ごく普通のダイエット映画として見るなら一定の基準は満たしている作品だとは思いますが、天下のタニタの名前を使ってこれでは余り宣伝にもならないような気がします。企業名の使い方がもったいないです。

体脂肪計は今でこそ当たり前のように体重計に搭載されている機能ではありますが、タニタは世界で初めてそれを開発した日本が誇れる企業なんですよ。偉大な会社なんです。

体脂肪計という機能を、ここまで普及させることが出来た理由をコミカルに描こうがドラマチックに描こうがそれは勝手なんですが、こういう尻切れトンボな作品は見ているこっちとしてはメリットが少なかったです。

あと二振りほど調味料が欲しかったですね。作中では確か禁止されていましたが(笑)

本作の名台詞

結局、楽な方に逃げちゃうんだよ、俺という人間は

出典:体脂肪計タニタの社員食堂/VOD版

役名:谷田幸之助
演:浜野謙太