スコア:711/999
出典:ワーナー・ブラザース
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
【あらすじ】
地球はエイリアンに侵略されていた。それに応戦する米軍に所属する臆病者の主人公のウイリアムは、報道官として任務についていたが、突然の出撃命令時にタイムループ現象に巻き込まれたことで次第に変わっていく。
【作品情報】
公開:2014年6月6日(アメリカ)|2014年7月4日(日本)/上映時間:113分/ジャンル:SF/サブジャンル:タイムリープ/映倫区分:全年齢/製作国:アメリカ/言語:英語
【スタッフ】
(監督)ダグ・リーマン/(脚本)ダンテ・W・ハーパー,ジョビー・ハロルド,クリストファー・マッカリー、ティム・クリング,ジェズ・バターワース,アレックス・カーツマン,
ロベルト・オーチー/(音楽) ラミン・ジャヴァディ/(原作) 桜坂洋『All You Need Is Kill』
【キャスト】
トム・クルーズ/エミリー・ブラント/ビル・パクストン/ブレンダン・グリーソン/ ノア・テイラー/キック・ガリー
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見放題配信
※情報は【2022年11月2日】現在のものです。上記のボタンから本作品の再生ページに直接ジャンプ出来ます。各VODを選択してご利用ください。詳しくはこちらのページでご確認いただけます。
ポイントレビュー
■死に過ぎがちな主人公の奮闘劇
ポイント:272/333|評価:GOOD
戦うのは誤って自分に墨を吹きかけちゃったイカゲソのようなエイリアンですが、めっちゃ強いです。トム・クルーズが死にまくって、時間が戻ってやり直し、それが続きます。
ほんでどうなるかってのが話の肝です。完全にイカとリンクしてますね。個人的にはイカの肝は苦手ですが。
いわゆるタイムループものとしては、『バタフライ・エフェクト』には及ばないものの、かなり評価出来る作品です。本人達はマジでやっているんですが、ちょっとしたコメディ要素が含まれているのもグッドでした。死に過ぎ(笑)
■設定上仕方ないけど、もう少し緊張感を…
ポイント:177/333|評価:GOOD
トム・クルーズもこうしたアクションをするのには、とっくに限界年齢を超えているハズなのですが、良く頑張っています。スタントマンも多少使っているんでしょうが、役者魂って凄いです。
日々の鍛錬が半端ではないことが容易に想像出来ます。
さて、作品評価ですが、私としてはそこまで高い評価はあげられないかなといった印象です。
話の筋書き自体は面白いんですが、死んでも時間が戻って蘇ってしまうので、全体的に緊張感が薄いんです。
そういう特殊能力ありきの話なので仕方がないのですが、作品に緊張感を求める私のような人間にとっては、もう一工夫欲しかったなという不満が少し残りました。
■トムファンじゃなくても楽しめます!
ポイント:262/333|評価:GOOD
いいよトム。今回は良かったよトム。
序盤のアホみたいなトムを愛で、中盤の頑張ってるけどウッカリ屋さんなトムを愛で、終盤のカッコいいトムを愛でる。
最近、歳とって耄碌(もうろく)しちゃったのかなと不安にかられていたけれど、とうとうやってくれました。本作はトムファンにとってはもってこいの作品です。
タイムループ(リープ)モノなんで、話に若干ややこしいところがありますが、マシな部類かな。とにかく死ねば時間が戻るって覚えておけば、トムファンじゃなくても十分楽しめる映画だと思います。
メインレビュー
- ネタバレありの感想と解説を読む
トム・クルーズさん…VOD作品出過ぎじゃない?
メインレビュアー
SF担当/最高評価まずは映画の話の前にトム・クルーズについて……
ちょっとトム!あんたが出てるVOD見放題配信作品多すぎじゃない?あんたの名前で検索すると、物凄い量で出て来るわよ。つーか、根本的に映画出過ぎ、名作も凡作も駄作も主演で出過ぎ出過ぎ。
困るのよね。出来る限りサイトに掲載する映画の主演の役者さん被らせたくないから。でも、もう諦めた。あんたとロバート・デ・ニーロは諦めた。もういいよ、被りに被っても。仕方ないよ。いい役者さんだもん二人とも。
ただ、体大丈夫なの?この作品出てる時も歳いくつよ?少なくとも50は過ぎているでしょうに。どうしたら、そんなに若々しく保てるの?私にもその秘訣を教えなさいよ!
なーんて、少々取り乱してしまいましたが、本作でのトムは役柄の影響も手伝って、かなり若々しいです。
そして、主演がトム・クルーズじゃなきゃいけなかった理由も良くわかりました。中途半端に若い主演クラスの俳優だとあの序盤のマヌケ感は出せません。彼の長い映画キャリアがあってこその賜物だと見ていてしみじみ思いました。
お話としてもタイムループモノの中では、相当上位です。途中でわけわかめになる同じタイムループものの『タイムマシン』の30倍は面白い。
終盤にやや失速感があるのは否めませんが、それでも特急列車ぐらいの速度は保っているイメージです。
映画の中で一番ウケたというか、スピード感があって面白かったのが訓練中に死にまくる場面だというのはアレですけど、それもまた本作の味なんじゃないでしょうか。
やり直しってことで、ヒロインの女兵士に撃たれるのとか、ほとんどギャグでしたが、この映画は完全なるエンターテイメント作品だと私は考えているので、出来ればもっとやって欲しかったです(笑)
率直な感想を言わせて頂ければ、この作品にはほとんどメッセージ性はないんじゃないかな?
またダメだった、また死んだを眺め見るのが、本作の正しい楽しみ方だと思います。
超無理矢理に、この映画のメッセージ性を読み取るとしたら、「人間何度失敗したって諦めなければ、何とかなるんだよ」ってことぐらいかなぁ。
つーか、そもそも映画にメッセージ性が必要だなんてルールはありませんでしたね。
面白ければそれで良いんです。『オール・ユー・ニード・イズ』は面白かった。長々とレビューを書いてしまいましたが、これがわたしの正直な感想です。
本作の名台詞
戦って負傷したら死ぬこと
出典:オール・ユー・ニード・イズ・キル/VOD版
役名:リタ・ヴラタスキ
演:エミリー・ブラント